イラスト講座
イラストの描き方なんかをご紹介しようと思います。
あくまで、マンガではなくイラストです!
マンガの描き方なんて、私が教えて欲しーくらいですから(笑)
興味アル方もそうでない方も、ちらっと見ていってくださいませ。
仕事では、Photoshopにillustrator、プラスPainterという
お絵かきソフトをよく使っております。
ですがこの「クロマニア」では、
手描きのイラストをスキャンした後は
ざっくりPhotoshopのみの作業で完結できるように描いてます。
もちろんPhotoshop elementsでも使える機能だと思いますので、
プロの方はもちろん、ちょっと知ってる人も
何を今さらな事ばかりだとは思いますが、
お絵かきソフト初心者の方等、ご参考になれば幸いです~。
1)描いたイラストを用意します。
鉛筆でも筆ペンでも、ペンの色は必ず黒をご使用ください。

↑切れっ端の半紙にマーカー描き。
2)描いたイラスト(線画)をスキャンします。
薄い和紙やトレーシングペパーなど、
透過しやすい紙には必ず白い台紙をつけてスキャンしましょう。
以下作業画像は全てクリックで大きくなります。

モノクロ2階調で、最終的に収めたい解像度の
2倍以上を目安に解像度を決定します。
webにアップする場合、72dpiが基本になってるので、
ざっくりと200dpiでスキャン。
あるいは、最初からグレースケールで
最終解像度と同じ解像度でスキャンします。
その場合、スキャン後の画像には、
白い部分にも薄くグレーが入っているので、
様子を見ながらレベル補正をかけ、
白い部分に色が残らないよう調整します。
※スキャナをお持ちでない方は、
デジカメやケータイで写真を撮って利用するのも方法のひとつです。
その場合は、そもそもRGBのデータですので、
一度グレースケールに落としてからレベル補正をかけてください。
3)画像サイズを調整します。
モノクロ2階調だったデータをグレースケールにします。
サイズ比は1です。

更にRGBにします。

その後、画像解像度を72dpiに。
「画像の再サンプル」にチェックするのを忘れずに!
画像サイズが小さくなります。


4)線画レイヤーを作ります。
レイヤーウィンドウを開き、
「背景」レイヤーをダブルクリックします。

↓

「レイヤー」とは、ズバリそのもの「層」という意味です。
アニメのセル画を思い浮かべて貰えば分かりやすいかもしれません。
画が描いてある透明のフィルムが重なっている状態です。
5)線画レイヤーを乗算にします。
線画のレイヤーを選んだ状態で
描画モードを「乗算」にします。

この時点で見た目は変わりませんが、
このレイヤーを乗算にすることによって、
下のレイヤーに文字通り色情報を
「乗せる」(プラスする)ことができます。
もっと言えば、白い色は透明になってしまいます。
空色のレイヤーの上に
黄色のレイヤーを乗算で重ねると緑色になります。
6)着色レイヤーを作ります。
新規レイヤーを作ります。
下のファイルマークをクリックしても良いですし、
あるいは右上の▼をプレスして出てくる
「新規レイヤー」を選んでもいいです。

↓

7)着色レイヤーを線画レイヤーの下に移動します。
新しく作ったレイヤーをドラッグして、
線画レイヤーの下に移動します。

8)筆を選びます。
ブラシツールを選びます。
ブラシウィンドウで筆の種類や太さも選びます。
この時、「ウェットエッジ」をチェックしておくと
キモチ水彩画ちっくな仕上がりになります。
ペンタブレットをお使いなら、「シェイプ」もチェックしておくと
筆圧によって筆の太さが変わるので、とても便利です。

9)色を選んで着色します。
スウォッチから好きな色を選びます。
あるいはカラーウィンドウで好きな色を作っても…。

10)影なんかもつけてみます。
ブラシツールのモードを「乗算」にしておくと、
自然に塗り重ねた感が出て良いですよ。

11)余分な箇所を消しゴムで消します。
「消しゴム」ツールを選んで使います。
必要なければそれはそれで。
消しゴムもブラシウィンドウで色んなタイプを選べます!
線画とレイヤーを別にしているので、
線を消すことなく色の部分だけ消す事が出来ます。

出来上がり!

にゃうんクリックお願いしま~す!

